サザンオールスターズのボーカル桑田佳祐さんとキーボード原由子さんは、日本の音楽シーンに大きな影響を与えてきた伝説的なカップルです。
彼らの馴れ初めから45年にわたる音楽活動まで、その軌跡を徹底解説します。
青学での桑田佳祐と原由子の衝撃的出会い

桑田佳祐さんと原由子さんの出会いは、青山学院大学での学生時代にさかのぼります。
1975年、原由子さんが大学に入学したばかりの頃のことでした。
当時、桑田佳祐さんは原由子さんの1学年上で、すでに軽音楽サークルで活動していました。
原由子さんは音楽好きだったため、このサークルの説明会に参加することにしました。
ところが、説明会で目にした桑田佳祐さんの姿は、原由子さんにとって衝撃的なものでした。当時の桑田佳祐さんは、リーゼントヘアという独特の髪型をしており、原由子さんは「怪しい感じ」と感じたのです。
原由子さんは後に、「友達と『あの人には近づかないようにしようね』と話していた」と振り返っています。
「桑田がリーゼントみたいな怖い感じでしたので、一緒にいた友達と“あの人には近づかないようにしようね”なんて話してたんですけど」と桑田の第一印象は良くなかったと語った。
引用元:スポニチ
この予想外の第一印象が、後の二人の関係を考えると非常に興味深いエピソードとなっています。
しかし、運命の歯車は思わぬ方向に回り始めます。新入生歓迎コンパの席で、桑田佳祐さんが原由子さんに声をかけたのです。
「クラプトン好きな子がいるんだって?」という桑田さんの一言から、二人の会話が始まりました。
実は、原由子さんはエリック・クラプトンの大ファンでした。
桑田佳祐さんもまた、クラプトンの音楽に強い影響を受けていました。
この共通の音楽的興味が、二人を急速に近づけるきっかけとなったのです。
原由子さんがクラプトンの名曲「レイラ」を演奏すると、桑田佳祐さんは「やればできるじゃん、原さん」と感心。
当時、桑田は可愛い女の子を見るや、すぐに声を掛けまくるような、ナンパ男と思われていたが、実はかなり音楽的才能が有る事に、この時、原由子は気が付いた。
引用元:Ameba
この瞬間から、二人の音楽的な絆が芽生え始めました。
最初は「怪しい」と思われた桑田佳祐さんでしたが、音楽を通じて原由子さんとの距離を縮めていったのです。
この衝撃的な出会いが、後の日本音楽界に大きな影響を与えることになるとは、当時の二人は想像もしていなかったでしょう。
サザンオールスターズ誕生と二人の音楽性

桑田佳祐さんと原由子さんの出会いは、単なる個人的な関係にとどまらず、日本の音楽シーンに大きな影響を与えることになります。
それが、サザンオールスターズの誕生です。
二人の出会いから間もなく、桑田佳祐さんは原由子さんを自身のバンド「青学ドミノス」に誘いました。
このバンドが、後のサザンオールスターズの前身となります。
桑田佳祐さんのロック魂と原由子さんの繊細なキーボードプレイが融合し、独特の音楽性を生み出しました。
二人の音楽的な相性の良さは、バンドの方向性を決定づける重要な要素となりました。
1978年、ついにサザンオールスターズとしてメジャーデビュー。デビュー曲「勝手にシンドバッド」が大ヒットし、一躍時の人となります。
この曲で、桑田佳祐さんの個性的な歌声と原由子さんのキーボードが見事に調和し、多くのリスナーの心を掴みました。
サザンオールスターズの音楽性は、桑田佳祐さんと原由子さんの関係性そのものを反映しているとも言えます。
桑田さんの大胆で情熱的な表現と、原さんの繊細で深みのあるサウンドが絶妙なバランスを保ち、独特の魅力を生み出しているのです。
二人の音楽性の融合は、サザンオールスターズの楽曲に深みと広がりを与え、バンドの成功に大きく貢献しました。
彼らの音楽は、日本のポップミュージックの新たな地平を切り開いたと言っても過言ではありません。
45年の絆 桑田佳祐と原由子の秘訣

桑田佳祐さんと原由子さんの関係は、音楽活動だけでなく、私生活でも深く結びついています。
1982年に結婚して以来、二人は45年以上にわたって共に歩んできました。
女性観の話をしていた時だった。桑田佳祐が突然、“俺、結婚しようと思うんですよ”と言った。誰と結婚するのか、ぼくは尋ねた。
“ハラボーというか、原由子さんとです”と彼は答えた。へぇ~とぼくは思った。それが第一印象だった。サザンオールスターズの桑田佳祐と言えば、当時はモテモテ男。どんなスーパーモデルや女優さんでも彼と結婚したいという女性は多かったはずだ。
引用元:おとなの週末Web
この長年の絆を保ち続けている秘訣とは何でしょうか。
一つ目の秘訣は、音楽を通じた深い理解と尊重です。
桑田佳祐さんは、原由子さんのことを「サザンの羅針盤であり灯台」と表現しています。
これは、原由子さんが単なるバンドメンバーではなく、桑田さんの音楽的なパートナーとして重要な役割を果たしていることを示しています。
二人は音楽制作の過程で常に意見を交換し、互いの才能を高め合っています。
桑田さんは曲作りに行き詰まった時、原由子さんに相談するそうです。
原由子さんの音楽的な感性が、桑田さんの創作活動に大きな影響を与えているのです。
二つ目の秘訣は、プライベートでの信頼関係です。原由子さんは、桑田佳祐さんの音楽性を100%信頼していると語っています。
この強い信頼関係が、長年の音楽活動と結婚生活を支えているのでしょう。
三つ目の秘訣は、互いの個性を尊重し合う姿勢です。
桑田佳祐さんは時に大胆で刺激的な表現を好みますが、原由子さんはそれを受け入れ、支持しています。
一方で、原由子さんの繊細な感性も、桑田さんの音楽に深みを与えています。
この「違い」を認め合い、補完し合う関係性が、二人の絆を強くしているのです。
さらに、二人は音楽以外の日常生活でも、互いを大切にしています。
桑田佳祐さんは原由子さんのことを「家の中でも気付けば中心にいる」と語っており、日々の生活の中でも重要な存在であることがうかがえます。
このように、音楽活動と私生活の両面で深い絆で結ばれている桑田佳祐さんと原由子さん。
彼らの45年にわたる関係は、互いの才能を認め合い、支え合う姿勢によって築かれてきたのです。
まとめ
桑田佳祐さんと原由子さんの馴れ初めは、青山学院大学での衝撃的な出会いから始まりました。
最初は「怪しい」と思われた桑田さんでしたが、音楽を通じて二人の距離は急速に縮まりました。
その後、サザンオールスターズとしてデビューし、日本の音楽シーンに大きな影響を与えました。
二人の音楽性の融合が、バンドの独特の魅力を生み出したのです。
45年以上にわたる二人の絆は、音楽を通じた深い理解と尊重、強い信頼関係、そして互いの個性を認め合う姿勢によって築かれてきました。
桑田佳祐さんと原由子さんの物語は、音楽と愛が織りなす奇跡的な出会いと、長年にわたる絆の美しさを私たちに教えてくれます。
彼らの関係は、これからも日本の音楽界に大きな影響を与え続けることでしょう。
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